【マイナス5℃検証】イワタニ「マイ暖」は冬キャンプのサブ暖房に最強か?ガス燃費、屋外使用可否まで徹底レビュー

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冬キャンプでのサブ暖房として、イワタニのカセットガスストーブ「マイ暖」の購入を検討していませんか?

「カセットガスは寒さに弱い」というイメージから、「本当にマイナス気温でも使えるのか?」と不安に感じる方も多いはずです。

そこで今回は、私自身が実際にマイ暖を購入し、標高800mのキャンプ場でマイナス5℃の環境まで徹底的に検証しました。

  • マイナス気温での着火・燃焼は可能か?
  • 必須となる「低温対応ガス缶」はどれか?
  • ガス缶1本で何時間持つのか?(燃費検証)
  • 屋外(焚き火横など)で使用できるのか?

これらの疑問に「結論ファースト」で答えます。マイ暖の導入を検討している方は、最後までじっくりとご覧ください! ※検証結果は使用環境によります。今回の結果はあくまでも参考として御覧下さい。

目次

【検証1】マイナス気温(-5℃まで)での着火・燃焼テスト

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結論:SOTOパワーガスを使用すればマイナス気温でも使用できる!

検証は、テント内温度(標高約800mのキャンプ場)を計測しながら、「標準」モードで行いました。ガス缶は、一般的な標準品と、寒さに強い低温時対応品の2種類を使用しています。

仕様イワタニ(標準品)SOTO(低温時対応品)
製品名オレンジ CB-250-ORパワーガス ST-760
推奨推奨品安全性試験外(自己責任)

※マイ暖の推奨品はイワタニのガス缶です。SOTOのガス缶での安全性試験は行われていない為、自己責任での使用となります。

検証結果まとめ(テント内温度)

気温イワタニ(オレンジ) CB-250-ORSOTOパワーガス ST-760
3℃⭕️⭕️
0℃⭕️⭕️
-1.5℃⭕️⭕️
-3℃❌(不安定)⭕️
-5℃❌(検証中止)⭕️(問題なし)

① イワタニ標準ガス(オレンジ缶)の結果と限界

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イワタニ オレンジ/-3℃ 着火状態安定せず中止

一般的なイワタニのオレンジ缶は、マイナス1.5℃までは問題なく使用できました。

しかし、テント内がマイナス3℃に達した時点で、着火はするもののバーナー部が「ボボボッ、ボッボッ」と不安定な燃焼状態となったため、安全のために中止しました。標準缶の限界は、およそ0℃〜マイナス2℃程度だと判断できます。

② SOTOパワーガス(低温対応)の驚きの結果

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SOTOパワーガス/-5℃ 使用可能

マイナス3℃で標準缶がダメになった後、すぐにSOTOのパワーガスに切り替えたところ、バーナー部も安定し、問題なく燃焼を継続できました。

さらに、テント内温度がマイナス5℃まで下がった環境でも、安定して暖房能力を発揮。カセットガスストーブがこれほど低温に耐えるとは、正直驚きの結果です。

【マイナス気温に強い理由】

CB缶が低温時に弱くなるのは、ガスの気化率が落ちるためです。低温時対応品のガス缶は、気化率の高いイソブタンの比率が高められており、極寒環境下では標準品との明確な違いを感じられます。

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テント内が0℃の環境でも、マイ暖は点火後すぐに暖かさを感じることができました。灯油ストーブのように暖かくなるまで待つ必要がなく、寒い朝でも「すぐに暖かい」メリットは非常に大きいです。

「すぐに暖かくなる」というマイ暖の長所に加え、マイナス気温でも使える低温対応ガス缶があれば、冬キャンプで後悔することはありません。

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【検証2】気になる燃費:ガス缶1本で何時間持つ?

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結論:標準モードで3時間40分!公称スペックを上回る結果に

イワタニのオレンジ缶(標準品)を「標準」モードでテストしました。

  • 公称スペック(標準):約3時間20分
  • 実測結果(標準)約3時間40分(公称スペックより+20分)

これだけ持つなら、一晩(8時間)の使用を想定した場合、最低3本あれば安心できる計算です。

【燃費についての所感】

標準と弱では暖かさが結構違いますが、持ち時間は約30分程度しか変わりません。これならケチらず標準モードでしっかりと暖まったほうが良いと感じました。

コストはざっくり、1時間あたり60円程度。(※イワタニ純正を使用の場合) 灯油も決して安くないため、「まあこんなもんかな」という印象です。

携帯性・積載性へのメリット

大型の灯油ストーブと異なり、使いたい分だけCB缶(カセットボンベ)を持って行けるため、積載への負担が少ないのが魅力です。

使用済みのガス缶の処分は少し面倒ですが、最近はガス缶を捨てられるキャンプ場も増えています。寒い朝を我慢するより、コンパクトに暖かさを持ち運べるメリットのほうがずっと大きいです。

【検証3】屋外(風がある状況)での使用は可能か?

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結論:屋外での使用は難しい。屋内専用と割り切ろう。

「冬キャンプの醍醐味である焚き火の横や星空撮影の足元に置けばいいのでは?」という軽い思いつきで試しましたが、これは無理でした。

テストしたのはマイナス2℃のテントの外。風は風速1m程度の微風でした。

マイ暖は屋内使用を想定した設計であり、風には非常に弱いです。わずかな風を受ける度、バーナー部が「ボボッ、ボッボッボッ」と不安定になります。

「完全な無風」であれば問題ないかもしれませんが、そんな日はほとんどありません。屋外使用をメインと考えているならば、マイ暖は適しません。

マイ暖は屋内用の設計。風のある屋外では使用できない

もし、焚き火の横など屋外での暖房を重視したい場合は、耐風性の高いカセットガス式の屋外対応型ヒーターがおすすめです。

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【まとめ】マイ暖は冬キャンプの「最強サブ暖房」だった

ゼクーMなどのミドルサイズ幕のサブ暖房を探す中で、「マイ暖」は低温時には使えないだろうと当初は選択肢にありませんでした。

ですが、今回の検証結果は予想を裏切るものでした。

  • 低温時でもパワーガスで問題なく使用可能!
  • 手軽さ・コンパクトさが圧倒的!
  • すぐに暖かいというメリットが寒い朝の救世主!

手軽さ、コンパクトさ、そして販売価格の安さを考慮すると、マイ暖は冬のキャンプギアとして「かなり使えるからアリ」が僕の結論です。ストーブを持って行くまでもない秋キャンプでも重宝します。

もちろん、自宅でも大活躍。エアコンや灯油ストーブをつけるまでじゃないけど、ちょっと寒い。そんな時に、「すぐ暖かい」マイ暖は、好きな場所へ楽に移動もできて非常に便利です。

【追記】購入から早5年。今でも大活躍で後悔は全くありません!

最後に:マイ暖本体と必須のガス缶をもう一度チェック!

マイ暖の導入を決めたら、極寒キャンプのために低温対応ガス缶を一緒に購入することを強くおすすめします!

製品名特徴リンク
イワタニ マイ暖冬キャンプのサブ暖房決定版Iwatani イワタニ カセットガス ストーブ マイ暖
SOTO パワーガス-5℃まで対応。極寒時の必須アイテムソト パワーガス 3本パック
イワタニオレンジ標準品。暖かい時期や自宅での使用にIwatani イワタニ カセットガス オレンジ CB-250-OR
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