こんにちは。ファミリーミニバンを探しつつも、車のスタイリングや走りの楽しさを諦めたくないという贅沢な悩みを抱えていませんか?
実は私は以前、本気で5代目オデッセイへの乗り換えを検討していました。それこそ約2年間もの間、ほぼ毎日「カーセンサー」と「グーネット」に張り付き、掲載された数百台以上のオデッセイを一台ずつ見比べ、年式ごとのリアルな価格推移から装備の差までを徹底的に比較し続けていました。

結果的に私は別の選択をしましたが、2026年6月に「オデッセイが2026年度内(2027年3月末まで)に国内販売を終了する方針を固めた」というニュースが報じられました。新車で買えるチャンスがいよいよ完全に秒読み段階に入った今、中古車市場への注目度はかつてないほど高まっています。
「あのとき毎日画面に齧り付いてガチで検討したオデッセイ、今買うならどの年式がいいのか。中古で失敗するポイントは何だったのか」
販売終了のニュースをきっかけに、ネット上でよく見かける「オデッセイの中古はおすすめしない」「やめたほうがいい」と言われる理由や、「RC1・RC4特有の故障・持病」まで徹底的に掘り下げました。2大中古車サイトで数百台を追いかけ回した人間にしか書けない、リアルで客観的なバイヤーズガイドをまとめます。
そもそも、なぜ私は次の愛車候補に「オデッセイ」を選んだのか?

アルファードやステップワゴンなど多くの人気ミニバンがある中で、私がオデッセイにこだわり、次の候補にしていたのには明確な理由があります。それは「家族の満足」と「自分の満足」をこれ以上ない高い次元で両立してくれる唯一無二の車だと感じたからです。
- 家族の満足:圧倒的な開放感の3列シート&スライドドア
ファミリーカーとして絶対条件である「スライドドア」と「3列シート」を完備。超低床プラットフォームのおかげで小さな子どもでも乗り降りしやすく、2列目のプレミアムクレードルシートはファーストクラスのような快適性を持っています。 - 自分の満足:低重心なスタイリング、走りの良さ、配置自由な積載性
一般的な「箱型」ミニバンのように風に煽られる感覚が少なく、セダンに近い低重心ならではの安定感が楽しめます。全高が低く抑えられた引き締まったスタイリングと、3列目が床下に消える高い積載性は、ドライバーとしての所有欲も満たしてくれます。
5代目オデッセイの「前期・中期・後期」基本マップ

オデッセイの中古車を検討する上で避けて通れないのが、「前期・中期・後期」という分類です。
5代目オデッセイの前後・中期・後期一覧

| 分類 | 型式 | 期間 | 外観の特徴 | 主な機能・安全装備の変化 |
|---|---|---|---|---|
| 前期型 | RC1・RC2 | 2013.10-2017.10 | メッキグリルとシャープなライト | 初期の安全支援システム。足回りが硬め。 Honda SENSING搭載はグレードによる。 |
| 中期型 | RC1・RC2 RC4(HV) | 2017.11-2020.10 | バンパー変更。シャープなグリル採用 | 「Honda SENSING」全車標準化。2列目快適性の改善。 |
| 後期型 | RC4(HV) RC5 | 2020.11-2022.09/2023.12- | 巨大な垂直グリル | 乗り心地と静粛性の大幅向上。 |
ここで重要なのが、2016年2月の一部改良時に追加されたRC4型ハイブリッド(HV)モデルの存在です。前期型(RC1・RC2)の期間内であっても、RC4ハイブリッドが存在するという複雑な構成を理解しておくことが、中古探しでは必須となります。
【重要】オデッセイ中古購入で後悔しないための注意点・選び方7選
ネットで「オデッセイの中古はやめたほうがいい」と噂される理由や、購入後の後悔を防ぐための7つのチェックポイントを整理しました。
① Honda SENSING(安全装備)の罠

- 【前期型(RC1・RC2)】△ 注意:
2015年1月以前のモデルにはそもそも設定がありません。ステアリング(ハンドル)右側のスイッチ類に「車間距離設定ボタン(横線が並んだマーク)」がないものは非搭載車です。安全性を求めるなら、ここは絶対に妥協しないでください。 - 【中期型(RC1・RC4)】◯ 安心:
2017年11月以降は全タイプに標準装備化されています。 - 【後期型(RC4・RC5)】◎ 完璧:
検知機能がさらに向上し、高い安全性を誇ります。
② 2列目ドリンクホルダーの快適性

- 【前期型(RC1・RC2)】△ 惜しい:
スライドドアのドアポケットにしかドリンクホルダーがなく、シートをロングスライドさせると手元から遠くなります。 - 【中期型以降】◯ 改善:
中期型(RC1・RC4)からは、2列目サイドにボトルホルダー付きテーブルが新設され、この弱点は克服されています。
③ RC4ハイブリッドは「年式と保管状態」も確認したい
RC4ハイブリッドを選ぶ際は、走行距離だけでなく「年式」や「これまでの使用状況」にも注目しましょう。
ハイブリッドの駆動用バッテリーは走行距離だけでなく経年によっても劣化するため、長期間ほとんど使用されていなかった車両では性能が低下している可能性があります。
例えば、10年近く経過しているにもかかわらず走行距離が極端に少ない車両は、「低走行だから安心」と判断するのではなく、点検記録や保証の有無なども含めて総合的に確認することをおすすめします。
④ 乗り心地の固さ(家族からのクレーム傾向)

特に前期型(RC1・RC2)の「アブソルート」は足回りが固く、後部座席の家族から酔いやすいという声が目立ちます。高級ミニバンらしいしなやかな乗り心地を求めるなら、フレームやサスペンションが刷新された後期型(RC4・RC5)一択です。
※アブソルートは全モデル18インチタイヤの設定ですが、前期型・中期型の「Gグレード」などでは17インチの設定になっています。乗り心地への影響も大きく、あえてこれを狙うのも大アリ!
⑤ RC1(ガソリン)vs RC4(ハイブリッド)の燃費
RC4ハイブリッドのリアルな実燃費は約15〜18km/Lと非常に優秀です。一方、RC1ガソリン車は約8〜11km/Lとなり、街乗りメインだと維持費の面で「やめたほうがいい」と言われる要因になります。
⑥ 修復歴の有無
オデッセイは低重心・低床設計による走りの良さが魅力の一台です。そのため、骨格(フレーム)まで損傷した修復歴車は、修理内容によっては直進安定性や走行フィールに影響が残る可能性があります。
修復歴がある車両すべてに問題があるわけではありませんが、修理品質を一般の購入者が判断するのは簡単ではありません。中古車選びでは、修復歴なしの車両を基本に探した方が安心です。
⑦ 中古車保証の重要性

特に10年落ちに近いRC1や初期のRC4を検討する場合は、電子部品やセンサー類を含め、年式相応の故障リスクを考慮しておきたいところです。
Honda SENSINGのカメラやミリ波レーダーなど、安全装備に関わる部品が故障した場合は、部品交換やエーミング(再設定)が必要となり、数万円〜十万円程度の修理費がかかるケースもあります。
そのため、車両価格だけで判断せず、「1〜3年の長期・走行距離無制限保証」を付帯できる販売店を選ぶことが、購入後の安心につながります。
販売終了発表!オデッセイの中古は今後値上がりする?
2026年6月の国内販売終了報道を受け、後期型のRC5型を中心に中古相場が高止まり、あるいは値上がりする可能性は十分にあります。新車が買えなくなることで、状態の良い個体を求める需要が集中するためです。
一方で流通量の多いRC1やRC4(中期)の急激なプレミア化は考えにくいですが、条件の良い個体から順番に消えていくのは間違いありません。
当時数百台を比較した私の本音。もし今自分が選ぶなら?

2年間、カーセンサーとグーネットで数百台以上のオデッセイを見比べた結果、当時の私の中では「前期型のコスパ」と「RC4中期型の快適性」で激しい葛藤がありました。
中期ガソリンもバランスがいいけど、長距離運転も定期的にある僕にとって、渋滞追従ACCがない事が大きなマイナスポイントでした。
もし今、私が選ぶなら「中期型(2017~2020)の低走行なRC4ハイブリッド」を狙います。前期でネックだったドリンクホルダー問題が解決されており、渋滞追従ACCも搭載されているため、移動の快適性と燃費性能が格段に高いからです。
現車確認で使える!「オデッセイ中古チェックリスト」
- パワースライドドアはスムーズか?(修理費が高額)
- エアコンは全席しっかり冷えるか?
- 下回りにサビ・擦り傷はないか?(車体の寿命に直結する恐れ)
- タイヤの「偏摩耗」はないか?(サイズが大きくタイヤ交換は高額)
- メーター内に警告灯はないか?(Honda SENSINGの異常は高額修理の予兆)
- メッキパーツの白濁・剥がれはないか?(スライドドア下部など、定番の持病)
- 塗装のクリアはげはないか?(ボンネット・ルーフを要確認)
タイヤ交換費用にも注意が必要です。
オデッセイには17インチと18インチ仕様があり、交換費用は意外と大きく異なります。
- 17インチ:4本で約6〜9万円(目安)
- 18インチ:4本で約8〜12万円(目安・銘柄によってはそれ以上)
タイヤは数年ごとに交換が必要な消耗品です。特に18インチ仕様は交換費用が高くなりやすいため、購入時の車両価格だけでなく、維持費まで含めて検討することをおすすめします。
まとめ:「安いから」だけで飛びつかないことが最大の防衛策

オデッセイは販売終了後も、その魅力は決して色あせません。ただ、年式や扱い方によって状態の差が非常に激しい車でもあります。
私自身、2年間で数百台もの個体を目にしてきたからこそ言えるのは、「相場より安いから」という理由だけで飛びつかないことです。修復歴や保証内容、メンテナンス履歴までじっくり比較し、「この一台なら長く安心して乗れる」と思えるものを選ぶことこそが、結果的に一番コストパフォーマンスの良い買い物になります。
ぜひ、後悔のない「あなたにとって最高の1台」を見極めてください!