「ゼクーMで使えたコズハンガー30を買い足したら、ゲウのポールには使えなかった…」 ゼインアーツユーザーの多くが一度は直面する、この「あるある失敗」。
その原因は、ゼインアーツのテントやタープのメインポール径が30φmmと32φmmに分かれているからです。コズハンガー、コズホルダー、コズテーブルといったコズシリーズのアクセサリーも、当然ながらこの径に合わせてサイズが分かれています。
事前にチェックせずに購入すると、結局コズシリーズを買い足す羽目になりかねません。この記事は、あなたのアクセサリー選びの失敗を防ぐための全モデルのポール径一覧表と、究極の解決策をまとめました。

ゼインアーツのメインポール径 全モデル一覧表

2025年12月時点で発表されている主要モデルのメインポール径をまとめました。コズシリーズ購入前に必ずご確認ください。
| テント | 30φmm | 32φmm |
|---|---|---|
| ギンガ | 〇 | |
| ロロ | 〇 | |
| ロロM | 〇 | |
| ゼクーL | 〇 | |
| ゼクーM | 〇 | |
| ゼクーM TC | 〇 | |
| ギギ1 | 〇 | |
| ギギ1TC | 〇 | |
| ギギ2 | 〇 | |
| ギギ2TC | 〇 | |
| ウータS TC | 〇 | |
| ウータM TC | 〇 | |
| ウータL TC | 〇 | |
| ゲウ | 〇 | |
| ゲウTC | 〇 |
ざっくりとした法則として、以下の点を押さえておきましょう
- 素材: ポールの素材はすべてA6061アルミで、軽量化と強度を両立しています。
- 重さによる違い: 大型テント、およびTC素材(コットン混紡)の幕は、重量が重いため32φmmが採用されます。(※ウータS TCは例外)
- 標準径: それ以外のポリ素材の幕や標準サイズのモデルは30φmmです。
コズシリーズ購入前の重要チェック事項

コズハンガー、コズホルダー、コズテーブルは、それぞれ30φmm用と32φmm用が用意されています。
1. 失敗談と教訓
筆者の場合、ゼクーM(30φ)用にコズハンガー30を購入しましたが、後に購入したゲウは32φだったため使用できませんでした。
【教訓】 コズシリーズは径に合わせた専用設計だからこそ、ガッチリ固定できて安心できます。しかし、複数のテント・タープを使う可能性がある場合は、使用頻度の高いテントに合わせるか、どちらか一方の径に絞る工夫が必要です。
2. コズシリーズが使用できないモデル
メインポールが存在しない以下のモデルでは、コズシリーズを使用することはできません。
- オキトマ2
- ロガ
- ギモーグ
- クク1/クク2
- ウカ
- ヤール1/ヤール2
最終解答:30φ/32φ問題を完全解決する裏技

「複数サイズのコズシリーズを買い足すのはもったいない」「将来ロロを買ったらコズテーブルが無駄になる」— この長年の悩みを自己責任で解決できる裏技があります。
筆者が実際に試した結果、コズシリーズの「ホルダー部」は分解し、異なる径(30φ ⇔ 32φ)のホルダーに交換できることが判明しました。
これにより、コズシリーズを一つ追加購入するだけで、30φと32φのポールに両対応させることが可能になります。
購入を見送っていた方も、この裏技で「どちらのテントでも使える」という確信を持って購入に踏み切れるはずです。
▼【必見の裏技】コズシリーズを使い回す方法を徹底解説

二股化か?コズシリーズの縦空間活用か?

メインポールが邪魔な存在に感じたとき、キャンパーは大きく二つの道に分かれます。
二股化か?コズシリーズの縦空間活用か?
この選択は、キャンプスタイルと嗜好の問題です。


- 空間の広さ、自由さ、すっきり感を優先するなら → 二股化(コズシリーズは使えません)
- 使い勝手、機能性、おしゃれな縦型レイアウトを優先するなら → コズシリーズ
コズシリーズは、メインポールをテント内の空間を縦方向に有効活用する「起点」と捉え、レイアウトの可能性を広げてくれます。
一方、二股化は、ポール1本なくなっただけとは思えない、圧倒的な広さ感と自由なレイアウトをテント内にもたらします。
【関連ノウハウ】二股化の広さを体験するならこちらの記事も!
▼ゼクーMの二股化にチャレンジ!圧倒的な広さ感と自由な空間

コズシリーズの在庫とテント本体の購入】

裏技で30φ/32φ問題を解決したら、いよいよ購入です。
【購入ノウハウ】
ゼインアーツ製品の購入は公式サイトが最もオーソドックスで確実です。ただし、楽天やAmazonなどのECサイトで購入すれば、ポイントが付与されるため、非常にお得になる可能性があります。価格とポイントを比較して、最適な購入先を選びましょう。
1. コズシリーズの在庫はこちらから(30φ/32φ)
コズシリーズはポイント還元も考慮し、複数のECサイトで在庫を確認しましょう。
▼コズシリーズをいますぐチェック
2. 【知らないと損!】Amazonでゼインアーツを買う
「Amazonではゼインアーツの取り扱いがない」と思っている方も多いですが、テント本体(ゼクーMなど)や一部のギアはAmazonストアで購入可能です。定期的にセールも開催されます。
コズシリーズの本体となるテントを購入される方は、こちらからチェックしてみてください。
まとめ:悩む時間は楽しい時間

ポール径が分かれ、コズシリーズもサイズ別で買いにくいという側面はありましたが、今回の「分解・交換裏技」により、必要以上の購入は不要になりました。
「もう一つ買うのはもったいない…」と購入を見送っていた方も、この裏技で購入のきっかけになるかもしれません。
悩む悩むといっても、キャンプのことで悩むならそれは楽しい時間。
めいっぱい楽しませていただきましょう!