ゼインアーツから発売されたウータS-TCとウータL-TC。
その名称のとおり、小型の「Sサイズ」と大型の「Lサイズ」で展開されました。
Sはミニマムなソロサイズ。対してLはかなり大型のファミリーサイズです。
ではなぜ、その中間のMサイズが発表されなかったのか?
今日はこの疑問を考えていきます。
※正確な答えは、ゼインアーツしか持ち合わせていません。この記事はあくまでも、僕個人がどう考えたか?を書いているだけです。
サバティカル・モーニンググローリーTCへの配慮か
ズバリいきましょう。
ウータM-TCが発売されなかった理由は、サバティカルのモーニンググローリーTC(以下:モニグロ)とコンセプトが被りすぎるから。
その上でウータは機能性が高く価格はずっと安い。明らかにモニグロの販売に影響があり、ウータのMサイズは発売されなかった。
と予想しました。
モニグロはウータSとLのほぼ中間のサイズです。つまり、Mが出ていたらもろ被りの大きさです。
形状こそモニグロの7角形とウータの8角形で若干違いますが、全体のシルエットも似た雰囲気。
そもそも、大きさが全然違うウータL-TCとモニグロTCの価格が同じ59,800円という時点で意味不明です。
しかもウータはインナーテント付きですよ。一体どうなっているんでしょう。
ウータM(仮)はモニグロの価格を下回り、さらに細かい点では、以下のような違いも出てきそうです。
ウータM-TC(仮) | モニグロTC | |
インナーテント | 付属 | 別売り15,800円 |
後部開放部のメッシュ | あり | なし |
ポールの素材 | アルミ | スチール |
仕様的にはお金かかってそうなウータの方が安い…。おそらくこんな状況になります。
そしてゼインアーツの小杉氏は、サバティカルのプロダクトデザイナーとして参画しています。
サバティカルとの関係性は非常に深い。
その状況でゼインアーツからバチバチのライバルになる製品を発売し、高機能なウータがモニグロよりずっと安かったなら…。
そのような状況にならないよう、さすがにMサイズは避けた。つまり、サバティカルに配慮した。
もちろん、すべて僕の勝手な予測ですけどね。
モーニンググローリーTCにも充分すぎる魅力がある
さて、好き勝手書いてきましたが、ウータの中間サイズが欲しいならばもうモニグロを買っちゃえばいいと思っています。
モニグロだって、超優良幕ですからね。
ウータはすごいですが、モニグロにはモニグロにしかない魅力があります。
- 大きな前面パネルで景色を楽しめる
- ギアを「魅せる」楽しみ方ができる
- テントへの出入りも楽
- マリポサとの連結は美しくかつ実用的
- ソロでもデュオでもほどよいゆとりのサイズ感
ウータの正面入り口高さは、Sで120cm。Lで160cmです。
てことはウータMがあったら、たぶん140cmですよね。
対してモニグロは正面の頂点部で180cm。平面ですが面積はかなり大きく、この大きなパネルが多くのメリットを生み出します。
ぶっちゃけ僕も、許されるならば今すぐ欲しいですよ。
発売されるかわからないウータMを待つよりは、モニグロをさっさと買う方が幸せになれると思います。
ということで、以上、なぜウータM-TCは発売されなかったか?の考察でした。
では、また。