よんすたの散歩道

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ゼクーM所持者から見た、ゼクーLであることのメリット

ゼインアーツの2021年新作テント、ゼクーLを展示会で見てきました。

 

サイズ拡大化によるメリットは、居住性アップだけではありませんでした。

 

ゼクーMでやや不便と感じていた点が見事に解消されていたのです。

 

ゼクーMとゼクーLを比較しながら、解説していきます。

 

 

ゼクーMとゼクーLの大きさを比較

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ゼクーの大きさは六角形という事もあり、把握しずらいです。

 

ゼクーLはゼクーMに対し、幅方向で1m、高さは35cmアップしました。

 

一辺の寸法も50cmアップ。数値だけ見るとそんなものか、と思いますが、現物を見比べるとゼクーLは見上げるような圧倒的な大きさを感じます。

 

 

ゼクーLであることのメリット

実用的なテント出入口の増加

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ゼクーL

サイズ拡大による居住性アップに目が行きますが、個人的にはエクステンションフレームのサイズ拡大による出入り口の実用性アップがすごく良いと感じました。

 

ゼクーのテントへの出入りは、大開口部を利用するまたは、3か所のエクステンションフレーム(A形状のフレーム)部を利用する、の2択です。

 

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ゼクーMの出入り口

ですが、ゼクーMの場合エクステンションフレームの高さは約140cm。ここからの出入りはそれなりに腰を屈めることになり、あまり勝手がよくありません。

 

やはり僕も、大開口部をメインの出入り口として利用することになりました。

 

また、この大開口部にはメッシュがない為、解放したままだと虫が入り放題になってしまうというという問題もあります。特に夏場は深刻です。

 

ゼクーMとゼクーLのエクステンションフレームの高さ比較

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ゼクー Aフレームの高さ比較

ゼクーMとLのAフレームの高さ比較画像です。

 

モデルの身長は170cmです。

 

ゼクーMはAフレームの頂点が肩のちょっと上くらい。出入りの際は「よっこらしょ」と腰を曲げる必要があります。

 

対してゼクーLのAフレーム頂点は頭より高い位置。出入りの際は「よっ」と頭を少し曲げる程度で済みます。

 

この、「よっこらしょ」と「よっ」の差はわずかなようで実はかなりの違いがあります。

 

フレーム頂点の高さは下記の通りです。

 ゼクーM : 約140cm

 ゼクーL : 約170cm

 

ゼクーLにおいては、Aフレームからの出入りは、充分すぎるほどの実用性があると感じました。

 

 

ゼクーの出入りはAフレームの方が開閉が楽

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大開口部から出入りする場合、斜めに張った幕の下方隅へ手を伸ばしジッパーを開ける必要がありますが、結構狭いです。(上図:左)

 

対してAフレーム位置から出入りする場合は、ジッパーの開閉は上下方向ですので、楽な姿勢で行えます。(上図:右)

 

Aフレームに充分な高さがあるならば、テントの出入りはAフレームの方が圧倒的に楽です。

 

雨の場合も、大開口部から出入りすると幕内に雨が入りますが、Aフレーム側ならば垂直の出入り口なので幕内は濡れません。

 

ちょっと出入りについてしつこく書いてしまいましたが、これはすごく重要です。

 

ゼクーMを1年以上使用して、唯一辛いと感じる点がこの出入りだからです。
1日に何度も腰も曲げて出入りするのは、本当に疲れます。

 

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大開口部は「斜め」Aフレーム部は「垂直」です

 

実用的な出入口の増加=テントを張る向きの選択肢増加

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 実用的な出入口が1カ所→4カ所になる事で、テントを張る向きの自由度がとても増します。

 

かっこいいテントを張ると、写真を撮るのが楽しくなります。

 

実用性を損なわず、撮影したい角度でテントを張れるのって、結構いいと思います。

 

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ゼクーの撮影は、すごく楽しいです

設営ガイドを作成すると、ゼクーの正面を決めるのがとても簡単になり、オススメです。ぜひ、参考にしてください。

 

www.itukadarekano.com

 

 

しっかりとした2ルームで使える

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インナーテントを入れても余裕のサイズ

 ゼクーMの純正インナーテント(オプション)は、フロアシートと同じく5角形の形状です。

 

よって、2ルームではなくテント内全体にメッシュテントを追加したイメージです。虫対策にはいいのですが、内部スペースは若干狭くなってしまいます。

 

一方、ゼクーLはそのサイズ的余裕からテント内を2つのスペースに区切ることができ、インナーテント+リビングというしっかりとした2ルーム運用が可能です。

 

これはうらやましい。

 

ちなみに僕は、ゼクーMにビジョンピークスのTCルーテントを使用しています。特に冬場の寒さ対策としての効果が大きく、もはや手放せないものとなりました。

 

通常このレイアウトで2人使用ですが、スペースに余裕は感じません。

 

常用人数が3人以上という方には、やはりゼクーLの広さが快適に感じると思います。

 

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M→Lは単純なサイズアップではない?

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左:ゼクーM 右:ゼクーL

注)下記内容は未確認項目です。誤りがある可能性があります。

 

ゼクーLは単純にゼクーMをサイズアップしたものと思っていました。が、各部位のバランスがちょっと違うような気がします。

 

例えば、テント下部の小型ベンチレーション箇所は、サイズがあまり変っていないように見えます。

 

よって、MとLは全体のバランスが、変わっているかもしれません。

見方を変えれば、サイズ拡大に伴い機能面を考慮したサイズにしっかりと最適化されている、という捉える事ができます。

 

いずれにしてもかっこいい事に変わりありません。

 

補足すると、ゼクーLはやはり大きいです。近くで見ると「見上げる感じ」があります。

 

 

ゼクーの結露について

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結露は、します

結露について悩まれる方は多いと思いますが、ゼクーも結露はします。僕も購入時はこの点で最後まで悩みました。

 

画像は、外気温ー2度前後、幕内でレインボーストーブを使用していた際の結露状況です。

 

たまにポタっと垂れる程度の結露はありました。

 

ゼクーLも同じ素材ですので、やはり結露は発生するものと思います。

 

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が、冬場も使用した感想としては、そんなに心配するものではなかった、という印象です。

 

逆に、結露を心配しすぎて他のテントを買わなくてよかった、とも思います。 具体的な対策もベンチレーションを開けておき換気を意識する。程度です。

 

唯一、結露と強風が重なる際は注意が必要です。テントの内側が「濡れるだけ」なら気になりませんが、強風で水滴が「降ってくる」とちょっと辛いですね。


しっかりと対策をするならば、
・サーキュレーターを使用し、内部の空気を循環させる
・グランドシートを使用し、地面からの湿気をシャットアウトする

といった基本的な対策になるかと思います。

サーキュレーターはクレイモアがおしゃれかつ機能的でオススメです。

 

 

 

また、冬場のキャンプは結露したテントをしっかりと乾かしてから撤収する為に、

  • 撤収日の天気
  • チェックアウト時間(できれば11時~)
  • 設営場所の朝の日当たり

に注意するようにしています。

 

乾かしてからテントをしまう事ができれば、たいした問題にはなりません。

 

 

ガイロープはカラビナですっきり、カッコ良く

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補強用のガイロープは、強風時のみ張ればよいのですが、張らない時にテントにだらんとぶら下がっているのはあまり好きではありません。

 

そこで、カラビナを使用した所、脱着も一瞬で見た目もスッキリしてとても満足しました。

 

購入したのはTITECOUGOというブランドで、Amazonのベストセラー品です。作りもしっかりとしており、とても満足しました。

 

ゼクーはM、Lともに補強用のガイロープは12本の為、カラビナ6個セットを2つ買うとぴったりです。

 

これ、本当にオススメです。

 

 

 

ゼクーLは満足度が相当高そうな製品

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ゼクーは、かっこいい!

いろいろと書きましたが、ゼクーLは納得して購入できる良い製品と感じました。

 

ゼクーM所有者としても、自信をもってオススメできる製品になると思います。

 

 

では、最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 

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