跳ね上げスタイルがやばい!ゼインアーツ・ギモーグの激熱レビュー!

当ページのリンクには広告が含まれています。

やられました。完全に。

というか、「やりました」が正解でしょうか。

ギモーグ!!超かっけえじゃねーか!!!

という事実が判明しましたので、緊急でレビューします。

お詫び)この記事の7割はギモーグかっけえという叫びで構成されています。

あと、細かいスペックは飛ばします。その辺はゼインアーツ公式で、超絶かっけえ画像を眺めながらご確認ください。

では、いきましょう。

目次

ギモーグの流麗な跳ね上げスタイルを見よ!

完全にノーマークでした。ククとコハクデュオをメインに見に行ったはずの展示会。

ぶっちぎりで一番かっこよく、僕のハートを射抜いたのはギモーグでした。

ギモーグは昨年の展示会でも一度見ているんですが、前回はフロントパネルを巻き上げた状態での展示でした。

2023年にプロトタイプ展示のギモーグ

コンセプトがよくわからない…小杉氏の話を聞いて、テントの本質を追求した製品ということを理解し、やっぱりゼインアーツはかっこいいぜ!と思ったのをよく覚えています。

でも、見た目のカッコよさは、他のゼインアーツ製品には及ばないかな、なんて思ったりしてました。

でもそれでも、発売時にはもっとかっこよくなるかも!と期待だけはしていました。

そしたらほら!やっぱり!!かっこいいよくなったじゃないですか!!!(正しくは、もともとかっこよかったのかも)

2023年プロトタイプ展示会でのレビューはこちらからどうぞ↓

ギモーグをキャンプ場に張ったなら、

「お?なんだあの見慣れないテント…。ちょっとかっこよくね!?」

とか周りから聞こえてきて、めっちゃニヤけちゃうやつ!!

サイドフレームからのラインやばいて!かっこええて!!

まじで胸にぶっ刺さるってこれ!!!

はい!特にここ!フロントパネル!羽のような跳ね上げ方!好き好き!大好き!スキスキスー!!

オガワのヴィガス2とかみたいなの!好きなんですよこれ!

ギモーグ君!君の真の姿はこれだったのかね!?

もうっ!なんで隠してたのよ!!ズルいズルいズルい!けど!許す!!!!!

「美」をしっかりとデザインし、機能も申し分なし

大変失礼致しました。落ち着きます。

実際、展示会でも熱量が上がり過ぎて、つい小杉さんに「ギモーグカッコよすぎて震えました!」とか言っちゃいました。

そんな中、小杉さんからは「ギモーグは美しくなるよう、しっかりデザインしました」

とのお言葉がありました。

ギモーグの名称は「モルゲンロート」を由来としているようです。

モルゲンロートとは、山が最も美しく見える情景の一つ。

東の空から太陽の光が照らし、山脈が赤く美しく染まる現象です。

美しい朝焼けの中にたたずむ、美しいギモーグ。想像しただけでため息がでます。

ゼインアーツを語る中で絶対に外せないキーワード、「機能と美」。

機能美じゃなくて、機能と美。ギモーグもまさにコレ。

前回とかぶるのでざっくりにしますが、たとえば通気性がくそ高いインナー。

強度の高い幕、高品質なポール。耐風性の高い構造などもはや弱点ないんじゃないかという機能性の高さ。

テントを設計する際は、「まずボトム面積から決める」いう小杉氏。

ゼインアーツのテントは「寝る」を重視し、充分なスペースが確保されている印象を強く受けます。

このインナーを見た人の多くは「広っ!」って思わず声がでるんじゃないかな。それくらい広いんです。

あとはメッシュの多さを見てください。お金かかってます。

しかもアウターとも位置がリンクしているので通気性が抜群。高さを抑えられている分、他からの視界はちゃんと遮ることができ、安心感もあります。

夏のキャンプは暑くていけない!?

大丈夫。そう、ギモーグならね。

より細かい点では、フロントパネルの上部(画像の半円部)もメッシュにできたりします。

ポールのクオリティが高いのもいつも通り。

そしてこの「ZN」のロゴ。たまりません。

個人的に、かなり重要なポイントです。

可変パネルはかっこいいだけじゃない

話は戻りますが、ギモーグはフロントパネル跳ね上げスタイルがかっこいいです。

で、コレ。ただかっこいいだけじゃありません。

ファスナーが4か所あり、5パターンものスタイルを選べます。

5パターンってどれ?と聞こえてきそうですが、たぶんこの5個です。
①フルクローズ
②フロントパネル巻き上げ
③サイドパネル解放
④フロントパネル立ち上げ
⑤フロント&サイドパネル立ち上げ

まあ大事なのは5個という多さじゃなくて、実用性があるかって点ですよね。

インナーテントからの景色

具体的には
「周囲の視線を遮る」
「日差しを避ける」

この2点での実用性が高いです。

区画サイトにしたけど、思ったより隣が近いなーって時、サイドパネルは閉じて前方のフロントパネルだけ開けよう、とか。

目の前は海だ。絶景だ!でも…西日がもろ顔面にあたる…。
そんな時は、パネルは全部立ち上げるけど、西日側は少し低く、日差しを遮るようにしよう、とか。

細やかな調整ができ、実際に使ってみてその良さを実感できるような気がします。

イメージ的にはゲウにちょっと似てるかも。

ゲウは四隅を低く設営することで、周囲の視線をかなり遮る事ができます。

それでも、通気性と解放感は充分すぎるほど。超気に入ってるんですが、サイズは違えどギモーグも似ているかもしれません。

前室~パネル下まで使ったレイアウトがめちゃいい!

話がそれますが、今回はこのレイアウトにやられました。

前室から跳ね上げたパネル下まで使って、まさかのテーブル、チェアの斜め配置!これがめちゃくちゃよかった。

写真では伝わりにくいかも。でもほんと、見た瞬間に「うわ!そうきたか!まじか!かっこよ!」って思ったほどです。

前室に配置ではミニマムなスペース

ちなみに前回見た時の配置はこれ。前室部分にテーブル&チェア2脚。

「前室」だから広くないのは当たり前なんだけど、人ってわがままだからやっぱり狭いなとか思っちゃう。

それが今回はこれ!

おほー!その手があったか!!!って感じです。

補足すると、ギモーグは高さを抑えたテントです。

室内の高さは一番高い所で170cmほどです。出入りする箇所はもっと低く、それなりに腰を曲げる必要があります。

ただ、この斜め配置にした場合は、テーブルの箇所は天井が低いですが、チェアの位置はそこそこの高さが確保できます。ギモーグのデメリットを感じにくい配置になっていました。

トードテーブル&レードチェアが生む雰囲気もテントとマッチしており(当たり前だけど)、どこにも破綻がない完璧なサイトがそこにはありました。

製品の位置づけを理解する事の重要性

最近、「製品の位置づけ」を理解することって大事だな。と思う事が多いです。

その理由は、位置づけを勘違いすると、製品の良い点を見誤るから、です。

ギモーグは当初「4人用ドームテント」との公式説明でした。

それが発売目前の今、「2人用2ルームとしても利用できる4人用テント」と記載されています。

ギモーグは、前室を備えた4人用テント。基本は外で過ごすスタイルだから前室の広さはそこそこで、出入口にメッシュはありません。

前室部は、前室としてみれば充分広い。でも、2ルームのリビングスペースとして見ちゃうと狭いんです。どう解釈するかで、評価は180度変わっってきます。

公式説明として「2人用2ルーム」の文言が追加されたのも、コンセプトが伝わりづらかったからこんな使い方もできますよ、って後付けしたように思えてきます。

例をあげるなら、4月1日に発売されたばかりのクク1とクク2。

クク1は、前室付きのテント。クク2は2ルームテント。
名前は同じだけど、全然別物。そんな感じです。

クク1を2ルームテントとして見ちゃうのは、あまりにももったいないし、かわいそうです。

まとめ:刺さる人には超刺さる至高のテント

語り過ぎました。ごめんなさい。

ギモーグのレビュー、まとめです。

・跳ね上げスタイルは超かっこいい
・機能・品質は申し分なし
・変形パネルは実用性あり
・最大の注意点は、全高の低さ
・前室付きのテント、として見るべき

で、君は買うの?と言われそうですが、買いませんし、買えません(泣

僕は腰が弱くて低いテント無理なんです。ロガなんかも超かっこいいと思うんですけどね。

ギモーグをお勧めするのはこんな方です。

・値段が高くても、ハイスペックなテントが欲しい
・テントの本質は「安全に、快適に寝る事」だ
・個性が強いの大歓迎。人と被るよりずっといい
・腰は丈夫だ。それより耐風性を重視だ
・とはいえ、かっこよくなきゃダメだぞ

ぶっちゃけ、ギモーグは個性の強い尖ったテントです。コンセプトもややわかりづらく、万人受けするタイプではない気がします。

でも、僕はこう思うんです。

そんなギモーグを選んじゃうマニアックな方、マジでかっこいい!

ギモーグを買った方、設営の最はぜひSNSにアップしまくってください!僕が超喜びます!

という事で、ギモーグの再レビューでした!おわり!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次