ゼインアーツのゲウを利用して、約1年が経ちました。
普通に張っても実用性・かっこよさとも満足しているタープですが、いつもと違う張り方を試したいと思い今回は「斜め張り」に挑戦しました。
具体的には、メインポールの片方を短くして後ろ下がりに張る方法です。
実際にやってみて良かったのか?注意すべき点はあるか?などまとめておきます。
ゲウの斜め張りとは?
画像の通りですが、本来同じ高さのメインポールの後方を低くした張り方です。
ゲウのメインポールは240cm。
通常は60cmのポールを4本を接続して使用します。
斜め張りの場合は、メインポールの後方を1本抜いて、
前方:240cm
後方:180cm
の長さで設営をします。
タープの形は後ろ下がりの形状になります。
デザインのバランス感はどうか?
斜め張りしたゲウを後方から見た画像です。
メインポールが低い分、タープはより左右へ広がる形状になります。
※後方の角2カ所は地面に近い位置で固定しました。
印象としては「ロー&ワイド」といった感じです。
車の表現でよく使用される言葉ですが、どっしりと安定感があってかっこいいと思います。
タープの角度が緩やかになったことで「優雅」にも見えますね。
結構気に入りました。
通常のポール高さで、隅を落とす設営をすると「シャープな印象」になります。
張り方一つでここまで印象が変わるとは、とても不思議でおもしろいです。
斜め張りのメリットは?
斜め張りの前方から見たイメージです。
後方は低く、視界を遮りプライベート感を作り出します。
前方は大きく開くことで、景色をめいっぱい楽しむ事ができます。
まさにいいとこ取り。斜め張りならではのメリットですね。
次に、テントとの距離感です。
画像は、メインポールは通常の高さでTCルーテントを使用したものです。
悪くはないんですが、なんというかテントとタープのすき間が開きすぎて気になります。
(そんな事を気にするの自分だけですが。。)
次に斜め張り&TCルーテントです。
タープとテントがぐっと近づいて、全体のバランス感があがったように感じます。
他にはランタンに手が届きやすく、光量調整がしやすいとも感じました。
今回は低くなっている後方はテントスペースだった為、窮屈さはあまり感じませんでした。
斜め張りのデメリットはないか?
最も注意すべきは雨です。
メインポールを片方下げ、サイドポールは直立とした場合、雨が溜まりやすくなる場所ができます。
画像の赤丸部分です。
実際にこの日は雨が降り、この位置に水が溜まりました。
メインポールの前方を240cm、後方を180cmとした場合、サイドポールを直立させると高さが高すぎです。
その影響で水が溜まりやすい形状になってしまいます。最悪、倒壊に繋がります。
対処としては、サイドポールを短くすればいい。
とはいえ、ゲウのサイドポールはバンジーコードで繋がっていて短くできないので、ポールを斜めにする事で高さを下げます。
イメージとしては、前方のメインポールと後方の角が横からみて一直線になるようにします。
これで水をうまく流すことができました。
余談ですが、斜めにしたポールの端部はペグ打ちしました。
ポールが滑りにくくなり、強度が上がります。
さらにサイドポールのガイロープは1本→2本に増やしています。
タープは風に弱く倒壊するとかなり悲惨なので、補強はいつも念入り行っています。
タープの高さが低くなった窮屈さは、あまり感じませんでした。
それよりもタープがより左右に広がった事による、雨の入り込みにくさがメリットに感じました。
さて、ということで思いのほか楽しめたゲウの斜め張り。
注意点もありますが、思いのほか良い点もありました。
次は、メインポールを両方180cmにしてめいっぱい低く&広くしてみるのもおもしろいかもしれません。
以上、おわりです!
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!